義母と2人で家にいるときに大雨が続くと、「うちは大丈夫なのか、逃げるべきなのか」と迷ってしまいますよね。その判断の土台になるのが、市町村が配っているハザードマップです。ハザードマップは、自宅の住所を入れて色を3か所確認するだけで、危険度の目安が分かります。難しい知識は要りません。この記事では、ハザードマップの見方と、自宅の危険度を5分で確認する手順、足の弱い家族がいる家庭での使い方を整理します。
- ハザードマップを見たことがない
- 色や数字の意味が分からない
- 自宅が危ないのか判断できない
- 義母を連れて逃げるべきか迷う
- 紙の地図が分厚くて読む気になれない

ハザードマップは配られたまま、引き出しに入れっぱなしです。色がたくさんあって、どこを見ればいいのか分かりません。

見るところは実は3つだけです。全部を読み込まなくても、自宅の色が分かれば十分に役立ちます。
今日ひとつだけやるなら、スマホで自宅の住所を入れて、色を見てみることです。それだけで、義母と「逃げる家」か「とどまる家」かを考える材料がそろいます。
ハザードマップの見方

ハザードマップは、災害が起きたときに危険が予想される場所を、色で示した地図です。洪水・土砂災害・津波などが種類別に分かれており、自宅に関係する色だけ見れば足ります。まずは、どこで手に入り、何を見ればよいかを確認しましょう。
スマホでも紙でも見られる
国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、住所を入れるだけで、全国の情報を地図で見られます。「重ねるハザードマップ」なら、洪水と土砂災害を1枚に重ねて表示できます。
紙の地図は、市町村の役所や防災の窓口で受け取れます。文字が小さいと感じたら、スマホの画面を拡大すると見やすくなります。
色は「濃いほど危険」と覚える
洪水の地図では、水の深さが色で分けられています。黄色や水色は浅い、オレンジや赤、紫は深い浸水が予想される場所です。細かい数字は、あとで見れば構いません。
色がついていない場所は、想定の範囲では浸水しないという意味です。ただし、想定を超える雨もあるため、安全の保証ではありません。
見る種類は3つに絞る
すべての種類を読もうとすると、手が止まってしまいます。自宅では、次の3つを確認すれば十分です。
- 洪水の浸水の深さ
- 土砂災害の警戒区域
- 地震の揺れやすさ
自宅の危険度を5分で確認

やり方は、住所を入れて、色を見て、メモを取るだけです。義母の部屋がある場所を思い浮かべながら見ると、判断がしやすくなります。ここでは、スマホで確認する手順を順番に示します。
住所を入れて洪水の色を見る
重ねるハザードマップの検索欄に、自宅の住所を入力します。表示された地図で、自宅の場所の色を確認してください。
色がついていれば、その色の凡例で浸水の深さの目安が分かります。近くに川がなくても、色がつく場所はあります。
土砂災害の区域を重ねて確認する
次に、土砂災害の項目を表示します。自宅や裏の斜面が警戒区域に入っているかどうかを見ます。山や崖が近い家では、特に大切な確認です。
警戒区域に入っていても、すぐに危険という意味ではありません。大雨のときは早めに動く目安になる、と受け止めてください。
結果を1枚のメモにまとめる
確認できたら、見た内容を書き留めます。画面の写真を撮っておくのも手軽です。
- 洪水の色と浸水の深さ
- 土砂災害の区域の有無
- 近くの避難先の名前
- 義母の部屋がある階

浸水の深さと避難の判断

色が分かったら、次は「その深さだとどうなるか」を知っておきます。浸水の深さによって、家にとどまれるか、早めに動くかが変わります。足の弱い義母がいる場合は、深さに応じた動き方をあらかじめ決めておくと安心です。
浸水の深さの目安を知る
ハザードマップでは、浸水の深さを段階で示しています。おおまかな目安は、次のとおりです。
- 0.5m未満:大人の膝より下
- 0.5〜3m:1階が水につかる
- 3〜5m:2階も水につかる
- 5m以上:2階の屋根近くまで
地図の凡例で、色ごとの数字を確かめてください。
家にとどまれる場合と動く場合
浸水が浅い場所や、色がついていない場所なら、家にとどまる在宅避難という選択肢が現実的です。色が濃い場所では、水が来る前に安全な場所へ動く準備が必要になります。
2階へ上がる方法もありますが、義母が階段を上れるかどうかで、選べる手段が変わります。上れない場合は、早めの避難を前提に考えましょう。
警戒レベルと合わせて考える
地図の色が濃い家は、警戒レベル3の「高齢者等避難」が出た時点で動き始めるのが目安です。杖を使う義母の避難には、時間がかかるためです。
地図で自宅の色を知っておくと、レベル3が出たときの迷いが減ります。
確認後に家族とすること

確認して終わりにすると、いざというときに活かせません。結果を家族と共有して、見える場所に置くところまでが、ひとつの備えです。無理のない範囲で、次の3つを進めましょう。
印刷して目につく場所に貼る
自宅の周りの地図を印刷して、冷蔵庫や玄関に貼っておきます。あなたが留守でも、家族の誰かが見て判断できます。
紙が難しければ、スマホで撮った画面をグループLINEに送るだけでも構いません。
義母と避難先までの道を確認する
地図を見ながら、義母といっしょに避難先を確認します。途中で冠水しやすい道や、急な坂がないかを、地図と実際の道で見ておくと安心です。
耳が遠い場合は、紙に大きく書いて見せながら話すと伝わりやすくなります。
夫にも見てもらう
地図を見て危険を調べる作業は、夫に頼みやすい分野です。「地図の色を一緒に見てほしい」と、10分だけ頼んでみましょう。
事実を見ながら話すと、「大丈夫でしょ」という会話にはなりにくくなります。

よくある質問

ハザードマップに関して、よくある疑問をまとめました。気になる項目だけ読んでいただいて構いません。ご自身の状況に置き換えて確認してみてください。
ハザードマップはどこで手に入りますか
国土交通省のハザードマップポータルサイトで、スマホから見られます。紙の地図は、市町村の役所の防災担当の窓口で受け取れます。
自宅に色がついていなければ安全ですか
想定の範囲では浸水しない、という意味です。想定を超える雨や、地図に載らない小さな川の氾濫もあるため、天気の情報とあわせて判断してください。
地図の色が濃いと、すぐに引っ越すべきですか
そうとは限りません。色が濃い場所でも、早めに避難する手順を決めておけば備えられます。まずは避難のタイミングと避難先を決めることから始めましょう。
ハザードマップは何年ごとに見直せばいいですか
想定が更新されることがあるため、年に1回は見直すと安心です。お住まいの市町村から新しい地図が配られたときも、あらためて確認してください。
スマホの操作が苦手でも確認できますか
紙の地図なら、役所で受け取って確認できます。窓口の担当者に、自宅の場所を聞いてみるのもよい方法です。ご家族や、ケアマネジャーに相談するのもおすすめです。
まとめ

ハザードマップの見方は、難しくありません。住所を入れて、洪水と土砂災害の色を確認し、結果をメモするだけで、自宅の危険度が分かります。分かれば、家にとどまるのか、早めに動くのかを、義母と落ち着いて考えられます。完璧に読み込もうとせず、まずは自宅の色を見るところから始めましょう。
- 見る種類は洪水・土砂・揺れの3つ
- 色は濃いほど危険の目安
- 住所を入れて5分で確認できる
- 浸水の深さで動き方を変える
- 結果は印刷して見える場所へ
- 夫にも地図を見てもらう
今日は、重ねるハザードマップで自宅の住所を入れて、洪水の色を見てみてください。そのうえで、お住まいの市町村の防災窓口に「ハザードマップをもらえますか」と電話してみるのもおすすめです。費用はかかりません。


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